Digitalocean

DigitalOceanは、クラウドインフラストラクチャサービスを提供する企業です。主に開発者や中小企業をターゲットにしており、シンプルでスケーラブルな仮想サーバーを提供します。特徴としては、迅速なデプロイメント、高性能なSSDベースの仮想マシン、手頃な価格設定、使いやすいインターフェースがあります。

受賞歴

  • DigitalOceanは、2021年に「Fastest Growing Cloud Infrastructure」賞を受賞しました。
  • DigitalOceanは、2022年に「Best Infrastructure as a Service (IaaS)」賞を獲得しました。
  • DigitalOceanは、2023年に「Top Customer Service Provider」賞を受賞しました。

発展の歴史

DigitalOceanは2011年にベン・ウレツキーとモイセイ・ウレツキーによって設立されました。クラウドホスティングサービスの提供を目的としており、2012年にサービスを開始しました。2013年にはSSDベースの仮想マシンを提供する最初の企業の一つとして急成長し、同年にアムステルダムに最初のヨーロッパデータセンターを開設しました。その後、シンガポール、ロンドン、トロント、フランクフルトなどにデータセンターを拡大しました。2021年にニューヨーク証券取引所に上場しました。

DigitalOceanは、クラウドインフラストラクチャーを提供する企業であり、開発者向けのシンプルかつ手頃な価格のソリューションを提供しています。初期の成功は、TechCrunchやHacker Newsなどのメディアで取り上げられたことに起因し、多くの新規顧客を獲得しました。

会社の成長はデータセンターの拡大とともに進み、2014年にはシンガポールとロンドン、2015年にはトロントとフランクフルト、2016年にはバンガロールなどに新しいデータセンターを開設しました。これにより、グローバルなサービス提供が可能となり、多様な地域の開発者に対応することができるようになりました。

資金調達の面では、2013年に320万ドルのシード資金を調達し、2014年にはアンドリーセン・ホロウィッツが主導するシリーズAラウンドで3720万ドルを調達しました。2015年にはシリーズBラウンドで8300万ドルを調達し、さらに2016年には1億3000万ドルの信用枠を確保しました。2021年3月24日、DigitalOceanはニューヨーク証券取引所に上場し、初めての公開株式(IPO)価格は1株あたり47ドルでした。

DigitalOceanは、その後もサービスの多様化と拡充を続けており、2017年にはロードバランサーの提供を開始し、2018年にはKubernetesベースのコンテナサービスを導入しました。2021年には管理されたMongoDBデータベースサービスも開始し、クラウドインフラストラクチャーのリーダーとしての地位を確立しています。